☆ Peace-keとごま塩 ／ 『麦の穂をゆらす風』

Peace-keの別名（その２）はゴマシオン。
なぜってなぜって・・・
こうだから↓

ヒゲも白黒入り混じってるところが面白い。

Film No.2

『 麦の穂をゆらす風　(The Wind That Shakes the Barley) 』
by ケン・ローチ on DVD
imdb

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★+☆ ☆ (8.5)

劇場公開のときに、前売りを買ったのに忙しくて見れなかった作品。

悲しみの山が次から次とやって来る。

執拗な政治的思想は、友情や兄弟愛をも追いやり、殺戮を生み出し
自らをも滅ぼす。それはこの映画の舞台１９２０年代であれ
現在の２０００年代であれ、悲しいかな何千年もの間ずっと
普遍／不変の事実となっている。

この作品がアイルランドとイギリスの合作というところが、また心を打つ。

去年の秋にアイルランドを訪れた際、今でもアイルランドの人々の心の中には
“イギリスへの（かつての）敵対心”が静かに燃えていることがうかがえた。
でも、それは武力攻撃とかで表に出るのでなく、ちょっとしたジョークの中に
ちらりと揺らめく炎のような感じで、悲しい過去をも笑い飛ばすアイルランド人の
心の広さと強さと誇りの高さをちょっと感じたのでした。

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